ヘレン・シャルフベック展

  • 2015.07.10 Friday
  • 11:59


お世話になっていた織りの先生のブログを見ていたら「ヘレン・シャルフベック展」を観に行かれたと書かれてありました。

色について、素敵な描写。

「中間色の色彩が素晴らしい。」「まるで草木染めのような隣り合わせた配色の妙。あるべき色をおいていく、感覚的な色の選び方に共感する。」「まるで藍染めのような紺や4月の若葉が萌えるようなミントグリーン。」

そして「染織をしている方には是非観ていただきたい素敵な展覧会。」とも。

ヘレン・シャルフベックはフィンランドの国民的女性画家。

先生はフィンランドに留学されていたから、きっと、その色、光、空気などなどを実感として受け取られたのだと思いました。

これは行かなくては!

展覧会の公式HPには、志村ふくみさんからのコメントもあり、やっぱり「色」はヘレン・シャルフベックを語る上での大事な要素なのかなと、また楽しみになり、、早速、芸大美術館に行ってきたのでした。

ある女性の一生を一緒に体験したかのような、展覧会でした。

未来への希望、満ちあふれる自信、身近な人たちに向けた優しく穏やかな視線、絶望に打ち拉がれたり死を受け入れようとする自分自身、、まさに「魂のまなざし」。

喜びだったり、静けさだったり、絶望だったり、そこにはやはり色彩が寄り添っているように感じました。

特に晩年の自画像は胸が痛くなるような鋭さもありながら穏やかでもあり、美化しているわけではないのに美しく。

家に戻って、15年前に読んだ志村ふくみさん著「母なる色」を本棚から手に取り、ヘレナ・シャルフベックの項に改めて目を通してみました。

「私はヘレナのすべてが好きだ。」まだ日本ではほとんど素姓の知られていなかった画家に対して。

感性と感性の結びつきといったらいいのでしょうか。

そういえば、今日、7月10日はヘレナ・シャルフベックの誕生日だそうです。

没後70年近く経って、そんな日に異国の地で見知らぬ人間が想いを寄せているのをご本人が知ったら、喜んでくれるかな。


ヘレン・シャルフベック展



 
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